センターについて

ごあいさつ

学長あいさつ

学長
原 英夫

 国際医療福祉大学の「九州地区生涯教育センター」は、看護職を対象に開設している教育課程を2024年4月、福岡国際医療福祉大学に移管することにしました。このため同月、福岡国際医療福祉大学に「生涯教育センター」を設置いたします。

 もともとセンターは2012年、特定の看護分野やリハビリテーション分野における高度な専門知識・技術を、看護職者や医療職者の皆様に修得してもらい、熟練した医療の提供に資するとともに、看護・医療職者の皆さんの生涯学習を応援する目的で設立されました。

 設立初年度は保健師助産師看護師実習指導者講習会を開講、翌13年度に認定看護師教育課程「感染管理」、14年度に認定看護管理者教育課程ファーストレベル、15年度に認定看護管理者教育課程セカンドレベルを相次いで開講しました。

 とくに認定看護師教育課程「感染管理」は、九州初の養成分野として開設され、毎年、同じ認定看護師をめざす仲間が半年を超える教育期間を共有しており、2022年度までに277名の修了生を輩出しています。認定看護管理者教育課程は、ファーストレベル、セカンドレベルとも、県内外の多くの医療機関からの受講があり、充実した設備と講師陣のもと高度な看護教育を展開しています。

 また、21年には感染管理認定看護師対象の「看護師特定行為研修」を開始し、22年には「感染管理」をB課程に移行するなど、教育課程の充実に努めてきました。さらに24年4月の移管のタイミングで、新たに認定看護師教育課程「認知症看護」(特定行為を組み込んでいるB課程)を開設いたします。高い臨床推論力と病態判断力に基づき、療養生活の質の向上に寄与します。

 4つの教育課程とも、国際医療福祉大学・高邦会グループの協力により運営されてまいりましたが、今後もその態勢に変更はありません。ぜひ、貴施設の看護職者の方々に、センターの各教育課程の受講をおすすめください。責任をもって良質な看護職者、医療職者として育てることをお約束いたします。

 皆様のご理解とご指導ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。

略歴

原 英夫(はら・ひでお)

1983年九州大学医学部卒業。
国立精神・神経センター神経研究所室長、国立長寿医療センター研究所室長を経て2011年佐賀大学医学部内科学講座教授、2015年佐賀大学医学部長。2022年から福岡国際医療福祉大学学長。