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【研究情報】看護学科 宇治田助教が優秀演題抄録賞

2023.12.25

トピックス

 第43回日本看護科学学会学術集会(12月9~10日、下関市)で、本学看護学部の宇治田さおり助教(基礎看護学領域)が筆頭著者の論文「第二報 プラチナナースが認識する就労継続のメリットとデメリット―テキストマイニングによる分析」が優秀演題抄録賞に選ばれました。

 定年後も仕事を続けている看護師はプラチナナースと呼ばれていますが、その意識を探るため、42病院の200名のプラチナナースを対象に、就労継続の実態を調査し、有効回答169名分のデータをテキストマイニングKHCoderで分析しました。

 就労継続のメリットとして「仕事の充実感」や「健康維持」を感じる反面、「加齢による体力の衰えが周囲に迷惑をかけている」などと感じていることが分かりました。「他者への配慮」という看護の職業的特性が、自身の負担感へつながっている可能性が示唆されました。論文では、プラチナナースの就労継続をめざして、個々の状況に応じた支援体制の整備が課題、としています。

※本研究は基礎看護学領域の川口賀津子教授、吉村千草講師ら共同によるものです。

論文内容

https://fiuhw.takagigakuen.ac.jp/manager/wp-content/uploads/2023/12/20231213_ujita_platinum-nurse.pdf

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