学科紹介

作業療法学科

論理的な思考と 科学的な探求により、「その人らしい生き方」の 実現を支援する作業療法

団塊の世代が75歳以上となる2025年以降は医療と介護の需要が高まり、対策として厚生労働省が目指す地域包括ケアシステムの構築には、医療と介護のシームレスな連携が求められます。言いかえれば、われわれ専門職は「その人の治療」にとどまらず、「その人らしい生き方の実現」へ深く関わることが求められます。支援の対象・領域に奥行きを持つ作業療法、その奥行きは、「その人らしい生き方の実現」に向け、高い可能性を備えています。そこで当学科は、地域で暮らす方々に還元できる作業療法の専門能力の養成を強く意識しました。人の体と心、そして生き方に関心を持ち、論理的に思考して、科学的に探求できる作業療法士を目指し支援します。

作業療法学科長予定者

作業療法学科長予定者
北島 栄二 教授

学科概要

定員

40名

取得可能な資格

  • 作業療法士国家試験受験資格
  • 福祉住環境コーディネーター
  • 認知症サポーター
  • 福祉用具プランナー

作業療法士の活躍場

  • 医療機関(病院・診療所)
  • リハビリテーションセンター
  • 老人保健施設、福祉施設(障害者施設、児童福祉施設)
  • 訪問リハビリテーションなどの介護分野
  • 行政機関
  • 研究機関
  • 国際協力機関
  • 企業と連携した福祉用具の研究・開発

など

育成する人材

養成する人材の具体像は3つです。まずは、人の体と心を理解した上で「個人の生活から地域を支える人材」、様々な要因から生じる生活障害を改善するため、地域に密着した実習を通じ、個人の価値観と家庭や職場などでの役割を理解し、心身機能だけではなく生活の質を向上させます。つぎに、医療・福祉の大きな流れを捉え「地域包括ケアシステムで活躍ができる人材」、多様な疾患・障害に適した住環境整備や社会資源の活用など、「地域で実践される作業療法」について学び、病院のみではなく、地域包括ケアシステムで活躍します。そして、心身合一であるからこそ「“こころ”の理解者となれる人材」、精神医学を通じて“こころ”の多様性を理解し、適切な治療およびアドバイスを行えるとともに、知的・精神障害者の地域生活を支援します。

作業療法士の声

久永 知佳さん

柳川リハビリテーション病院
リハビリテーション部
作業療法士
久永 知佳さん

私が初めて医療福祉の分野に興味を持ったのは中学生の時の職場体験がきっかけでした。現在勤めている病院に入院される方々のほとんどは合併症やいくつかの疾患を抱えている方が多いため、学生時代に学んだ様々な分野(精神疾患・発達障害)の知識がとても役立っています。作業療法は身体障害、精神障害、発達障害、老年期障害など様々な分野で活躍できます。患者様のその人らしい生活を再構築していくことは、やり甲斐を感じる仕事です。患者様とそのご家族と共通した目標を立てリハビリテーションを進めていき回復され、退院した後、元気に生活されている姿を見たときには作業療法士になって良かったと思います。日々進歩していく分野であるので常に勉強をしていかなければならないので大変ですが、今後は大学院に進学して、もっと専門性を身に付けたいと思っています。

作業療法士の仕事紹介

どんな仕事?

生活に必要な動作能力の回復を図る。
身体障害を持つ人に対して、日常的な身の回りの活動(食事・入浴など)や社会的活動(交流・仕事など)を回復するための訓練を行うほか、精神障害を持つ人の自立や社会復帰を支援します。障害の特性やその人の好みにより、①食事などの日常動作②木工・絵画などの創作③遊び④スポーツなどを用いるほか、自助具の開発や住宅環境の改善を行います。

仕事の展開と将来の展望

生活する環境に着目した支援。
障害を持ちながら日常生活や社会生活をスムーズに送るための複合的な支援を行う作業療法は、身体に障害を持つ人だけでなく、精神障害や発達障害(自閉症・学習障害など)を持つ人も対象にしています。障害を持ちながら生活する人の「環境」に着目して、環境の中にその人の活動を制約している要因があれば、その環境を変え、活動を促進していく役割を担っています。

どこで働く?

バラエティに富んだ活躍の場。
医療機関(病院・診療所)、リハビリテーションセンター、老人保健施設、福祉施設(障害者施設、児童福祉施設)、訪問リハビリテーションなどの介護分野、行政機関、研究機関、国際協力機関、企業と連携した福祉用具の研究・開発など
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