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4年制音楽大学の学長、澤・前東京藝大学長に内定/九響と連携協定締結

2024.09.20

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福岡国際医療福祉大学を運営する学校法人高木学園は9月14日、記者会見を開き、令和8年4月の開学をめざす「福岡国際音楽大学(仮称)」の学長に、東京藝術大学の前学長、澤和樹氏が内定したと発表しました。また講師派遣などに関して、九州交響楽団と連携協定の締結で合意し、調印式も行いました。

会見は、福岡国際音楽大学(仮称)のキャンパスとなる太宰府市五条の学校法人九州学園福岡女子短期大学で行われ、九州交響楽団の櫻井文夫理事長、本田一郎専務理事と高木学園の高木邦格理事長、音楽大学設立準備委員会委員長の澤氏、九州学園の吉戒孝理事長の5名が出席しました。

冒頭、櫻井、高木、澤の3氏が協定書に調印し、高木理事長が、今年7月に音楽大学開設構想の記者発表をして以降の、準備の進展状況を説明しました。

大学の教育体制の要である学長予定者は、国際的なコンクールで多数入賞するなどヴァイオリニストとして活躍し、2016年~22年の6年間、東京藝大の学長を務めた澤氏に内定。また九州を拠点に活動する九州交響楽団のメンバーに教授や講師に就任してもらうほか、ミュージカル分野でも劇団四季の九州出身者に協力してもらう目途が立ち、教育体制の骨格が整った、と述べました。

地元自治体や経済界からも期待と支援の声が寄せられており、10月の文部科学省への設置認可申請に向けて準備は着々と進んでいます。

会見で澤氏は「(音楽を通して)社会貢献できる人材を育成する」と強調。九響が大学と連携協定を結ぶのは初めてのことで、櫻井氏は「音楽の裾野を広げたいのは大学と一致している。できる限り協力したい」と述べました。

記者会見には新聞、テレビ各社が出席し、昼や夕方のニュース、翌朝の朝刊で紹介されました。

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