お知らせ

視能訓練士セミナーⅠ・Ⅱを開催しました

2019.09.25

イベント

福岡国際医療福祉大学では、医療専門職の役割や活躍についてもっと多くの方に知っていただこうと、8月と9月の2回にわたって「視能訓練士セミナー」を開催しました。視能訓練士は、国家資格を持つ「目の検査・訓練」のスペシャリストで眼科一般検査・視能矯正・健診業務・ロービジョンケアで眼科医療を支えています。セミナーでは、目の疾患や、すべての世代の目の健康を守る視能訓練士の役割に触れ、高齢化が進み、目の疾患が増えている一方で視能訓練士が圧倒的に不足している現状の説明とともに、視能訓練士への高まる期待と人材育成の重要性について、下記のテーマによる講演がありました。

 

 

8/25 視能訓練士セミナーⅠ「視覚障害の未来を拓く視能訓練士の役割」

講演1 「小児の視機能の発達とその異常~早期発見・早期治療の大切さと視能訓練士の果たす役割について」

講師/新井田孝裕教授(国際医療福祉大学副学長・保健医療学部長・視機能療法学科長、全国視能訓練士学校協会会長)

一例として、小児の視機能の異常における治療、訓練には、医師と視能訓練士の連携による早期発見・治療が大切であること、視能訓練士は眼位、屈折・調節、立体視等の正確な視機能評価や両眼視機能回復訓練を担当し再生医療の一端を担うこと、海外での活躍や研究分野の拡充、教育現場との関わりから活躍の場がますます広がっていることなどが報告されました。また、眼科医1人あたり視能訓練士は3人必要と言われるにも関わらず、視能訓練士は毎年800人前後しか誕生していないため、今後さらなる養成が望まれているというお話がありました。

 

講演2 「視能訓練士の活躍領域と、視能訓練士教育の最前線」 

講師/橋本勇希准教授(福岡国際医療福祉大学視能訓練学科)

 

ディスカッション 「視能訓練士のこれから」 

明治博氏(福岡市視覚障害者福祉協会専務理事、前パソボラさーくる虹代表、元JRPS福岡副会長)ほか

9/21 視能訓練士セミナーⅡ「眼科治療とリハビリテーション~視能訓練士のこれから

講演1 「目の大切さ」

講師/石橋達朗氏(九州大学理事・副学長、前九州大学病院長、前九州大学大学院医学研究院眼科学分野教授)

外部情報の約8割は目から得られ、目は日常生活をおくるうえでQOLに極めて重要であると前置きした上で、まず目のしくみについて説明がありました。さらに視覚障害の原因疾患である緑内障や網膜色素変性、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、高度近視について、その症状や治療法について触れ、眼科医や視能訓練士の果たす役割についてお話がありました。

 

講演2 「視能訓練士の役割と活躍のフィールド」 

講師/冨士登謙司氏(日本視能訓練士協会九州ブロック長、認定視能訓練士)

法制度化から50年が経過した視能訓練士誕生の経緯、視能訓練士の業務や役割について説明があり、さらに、お子さんの視機能発達の現場や高齢者の生きがいのサポートに立ち会う視能訓練のやりがいや魅力、将来性について触れ、患者さんと医師との懸け橋として眼科医療に欠かせない存在、それが視能訓練士であるというまとめがありました。

講演3 「福岡国際医療福祉大学視能訓練学科 紹介」

講師/吉冨健志教授(福岡国際医療福祉大学視能訓練学科長)

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