お知らせ

アジアリハビリテーションフォーラムを開催しました

2019.12.16

イベント

福岡国際医療福祉大学では、11月16日、本学「国際ホール」で理学療法科学学会、アジアリハビリテーション科学会との共催による「アジアリハビリテーションフォーラム」を開催し、5つの国と地域から200人の参加がありました。テーマは、「福岡発、アジアのリハビリテーションが変わる」。理学療法科学学会は本学の丸山仁司副学長が会長を務め、理学療法に関する科学の発展と知識の普及を図り、学術文化の発展に寄与しています。

午前中の学術大会は、大会長を務める今泉勉福岡国際医療福祉大学学長の挨拶でスタート。姉妹校である国際医療福祉大学の高野吉朗教授による「国際宇宙ステーションにおける宇宙飛行士の筋骨格系廃用予防に対するハイブリッドトレーニングの効果」をはじめとしたアジア各国の研究者による一般演題発表と、教育講演、ポスター発表がありました。

午後からは、一般公開講座。まず1部では、日本、中国、韓国、ミャンマー、香港の理学療法やリハビリテーションの現状と課題について、各国の大学や病院、研究センターに所属する研究者が講演を行いました。続く2部は、「高齢者のリハビリテーション」がテーマ。本学視能訓練学科の吉冨健志学科長が「視覚障害リハビリテーションとロービジョンケアの現状と課題」、国際医療福祉大学・高邦会グループ九州地区リハビリテーション部の室岡真弘統括部長が「認知機能低下予防に向けた取り組み」、国際医療福祉大学大学院の城間将江副大学院長が「高齢期難聴者のコミュニケーション支援」について話しました。

フォーラムには、本学の理学療法学科、作業療法学科など学生も参加。受付や講演のサポートを行ったり、熱心にメモをとる姿に、準備委員長を務めた本学理学療法学科の柊幸伸学科長は、「学生にとっては、学会の雰囲気やアジアのリハビリテーションの現状を知るよい機会となった」と話します。会場となった本学国際ホールは4か国語の同時通訳が可能。IT教室としても活用されています。

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