2024.10.08
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看護学科は3年次におよそ半年間の病院実習を行います。実習先の病棟内で長期間、看護業務に就くのは初めての経験で、緊張の日々です。これを少しでも緩和しようと本学では、実習前に「病院見学ツアー」を実施しています。単に病棟の雰囲気を知るだけでなく、事前に医療施設が地域社会の中で重要な役割を果たしていることを知ってもらい、「やりがい」を理解・実感してもらうことが目的です。
ツアーは、本学グループの「高木病院」(大川市)と「柳川リハビリテーション病院」(柳川市)を丸1日かけて訪問するもので、3年生100名を3班に分けて9月11日~13日に実施しました。
高木病院では、樋口靖子看護部長の講話に続きドクターカーやシミュレーションセンターを見学しました。学生からは「柳川・大川地区は近隣にあまり病院や施設がない。だからこそ地域住民が困った時にすぐに支えられるよう“ケアミックス”という体制を取り、急性期からターミナルケアまで一貫して支えられるようにしていることを学びました。」「忙しい中で病院内の設備や仕組みについて丁寧に説明してくださり、とても分かりやすかった。また、救急車の中を見学したり、ドクターカーに積む物品を見たり触れたりなど、普段できない貴重な体験をさせてもらい、学びが深まった。」などの感想が寄せられました。
学生たちは、研修で学んだ「寄り添う看護とは、患者さんの思いをくみ取る看護」の言葉を胸に実習に臨みます。