2024.12.02
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11/25(月)視能訓練学科3年生が「ロービジョン学」の授業の一環で、福岡市西区の“国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局福岡視力障害センター”を訪問しました。このセンターでは視覚に障害がある方を対象に、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師養成のための授業や自立訓練などを行っています。
普段の講義では学べない、貴重な経験を沢山させていただいたので、その様子をレポートします!
教室の見学
まずは、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師をめざす利用者さんの教室を見学しました。講師の先生も利用者さんも重度の視覚障害を持つ方が多いため、授業では拡大読書器という支援機器を一人一台使用して勉強します。
施設の特徴
センター内は全体的にバリアフリー設計で、さまざまな工夫がされています。
・点字ブロックの効果的な配置
・触覚を活用した案内表示
・食堂では衝突を避けるため一方通行で移動する
以上のように、センターでは対象者さんの日常生活に重点を置き、一人ひとりの状況に合わせたきめ細かな支援が行われていました。
利用者さんへインタビュー!
センターに入居して訓練されている方にお話を伺う機会もありました。
「最初は不安でしたが、センターでの支援のおかげで、ひとりで歩行できるようになりました。自信を持って生活できそうです。」
このような生の声を聞けたことは、視能訓練士をめざす学生にとって良い経験となったと思います。貴重な機会を提供してくださったセンターの皆様と利用者の皆様に、心より感謝申し上げます。