2022.03.16
トピックス
このたび本学は、文部科学省が実施する「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業(令和3年度補正予算)」に選定されました。
この事業は、オンラインによる遠隔医療など新たな医療に対応できる人材を迅速に輩出することをめざすとともに、臨地での実習時間の逓減(代替措置による実施)が恒常的となり、看護師等医療人材養成課程における教育の質の低下が懸念される中、デジタル医療教育用の機器や、臨地実習に際しての能力を高める関連設備等を整備し、従来の実習を通じて学生が修得する能力はもとより、デジタルトランスフォーメーション(DX)等の手法を活用することにより、従来の実習では獲得できなかった能力を修得させる教育プランを構築し、即戦力となり得る実践的な知識を身に付けた医療人材養成を行うことを目的としています。
採択された本学の事業は、対人関係・コミュニケーションを基盤とした看護実践能力の育成を図るため、臨床と教育の場の連携による「遠隔支援システム」を構築し、リアリティのある動画教材の開発や事例検討による学習体験を高めていくことを目的としています。これらを通じて、初心者から看護専門職者へと移行する看護実践能力の到達度を段階的に構築します。
本学では、今回の選定結果を受け、本学の理念である「生命の尊厳、生命の平等」を柱としながら、より一層、大学教育機関におけるProfessional Education(専門職業教育)を推進してまいります。