看護学科　

全員参加の海外研修でいろいろな価値観に触れられることが入学の決め手に
入学当初は病名を聞いても実際にどのような病気かわからないものがたくさんありましたが、勉強をしていくうちに病気の原因や症状などを理解できるようになっていきました。理解が進むにつれ、関連する他の病気のことなどもわかるようになり、医療に関する知識が日々蓄積されてきていることが楽しいです。福岡国際医療福祉大学では、海外研修が必修科目となっています。学生のうちから海外の医療現場に立ち会えることはとても貴重な経験です。さまざまな人と向き合い、いろいろな価値観に触れることで、視野が広がると思います。海外研修を通して成長できることが本学の大きな魅力だと感じています。将来は、企業で働く従業員を支えられるような「産業保健師」になりたいと考えています。健康診断や健康相談、ストレスチェック後の対応、職場衛生環境の整備など、従業員の方々が心身ともに健康でいられるように支援したいです。そのためにも、人体に関する確かな知識と人々の生活を考慮した保健指導を考えられる柔軟性、企業に即した公衆衛生の知識、気軽に相談しやすいと思われる人間性などを身に付けたいと思っています。

新生児の「言葉」を聴く
福岡山王病院の看護部NICU（新生児集中治療室）で、早産児や低出生体重児、何らかの疾患がある新生児を看護しています。学生時代に実習でお世話になった職場です。新生児は、言葉で何かを伝えることはできません。しかし先輩の看護師たちが、新生児と向き合い、その感情を汲み取って看護する姿や、面会にきたご家族と新生児の穏やかな表情が強く印象に残りました。これはNICUを希望するきっかけともなりました。今はまだ、目の前のことで精いっぱいで、余裕がありません。しかし、入院直後は体重も啼泣も小さかった新生児が、大きくなって元気に退院していく瞬間に立ち会うと、とても嬉しく、やりがいを感じます。一日も早く、新生児一人ひとりと余裕をもって向き合い寄り添える看護師になりたいと思っています。