カリキュラム
言語聴覚学科 4年間の学修の流れ (カリキュラム)
専門性の高い支援ができる言語聴覚士の養成
言語聴覚学科では、高い倫理観と豊かな教養を持ち、コミュニケーションや食事など日常生活に困難を示す方に専門性の高い支援ができる言語聴覚士の養成を目標とします。そのため、言語聴覚障害学や言語聴覚療法の理論の理解や実践技術の修得にとどまらず、対象者を思いやる心の育成、対象者、関連職種とのコミュニケーション能力の育成をめざします。
言語聴覚学科の特色
専門性、総合性、柔軟性、社会性、国際性を備え、対象者に寄り添う心を持ち、対象者および関連職種と十分なコミュニケーションがとれる言語聴覚士を養成します。
POINT.01 段階的な言語療法知識の修得
言語聴覚学科では、1年次より段階的に豊かなコミュニケーションが実践できる能力の修得をめざしています。「リハビリテーション概論」や「コミュニケーション障害演習」などの科目を通して言語聴覚療法に携わる者としての心構えを養います。
POINT.02 系統的な講義と実践による知識と技術の獲得
進歩し続ける言語聴覚障害分野及び近接分野の高度な知識・技術を身につけるため、最善の言語聴覚療法を提供できるような系統的な講義、演習、臨床実習を展開します。また、「コミュニケーション技能演習」「言語聴覚障害基礎演習」などの科目では、ICTの活用や図書館の有効利用の推進、問題解決能力を育てるためのアクティブラーニングの実践により、医療現場に必要な問題解決能力や社会的能力を育てます。
POINT.03 きめ細やかな指導の徹底
きめ細やかな指導を徹底するために、担任制、アドバイザー制や少人数での学内実習の実践といった学修環境を整備し、国家試験対策に取り組みます。
特色のある授業
言語聴覚障害学概論
リハビリテーション専門職である言語聴覚士の輪郭を理解し、言語聴覚士としての基本的臨床態度を修得します。また、言語聴覚療法の概要・業務内容・対象・治療法・研究領域について理解します。
コミュニケーション障害演習
言語聴覚療法を実施している病院、リハビリテーションセンター、介護福祉施設などの施設において、言語聴覚療法業務を見学し、施設の役割や各施設における言語聴覚士の役割について理解します。
関連職種連携ワーク
関連職種連携ワークは、演習形式によるIPE教育(関連職種連携教育)の実践カリキュラムです。学生同士がグループに分かれて学修を展開しながら、ひとつの症例と向かい合い、医療福祉連携、チーム医療・チームケアについての理解を深めます。また、保健、医療、福祉に携わる職種の専門性と関連性、チーム医療・チームケアの理念と実践方法を理解し、各職種が連携して課題を解決し、患者・利用者中心の専門的サービスを提供する技能を修得します。